お知らせ

2014/3/28新年度のご挨拶

 保護者の皆様には平素からお子様のご送迎をはじめ、物心両面に於いてご協力を賜った上、EXEの理念にご理解、ご賛同、ご支援を頂戴し深く 感謝申 し上げます。お陰様で今年度、設立30年を迎えることになりました。さらにこの節目の年に、元塾生のお子様が2組様入塾され、親子二世代に亘りご指導させ て頂けるという機会も頂きました。本当に感慨深く感じます。設立当初から『一隅照灯』、[遠くの大手塾に行かなくても、地元で確かな学力を付けられる塾] を目指してまいりましたが、この事へのご評価は望外の喜びです。今後とも自らを律し、益々地域のお子様の学力向上にお役に立つための努力を惜しまない覚悟 を新たにするところです。

 さて、保護者会でもお伝えしておりますが、改めて私どもEXEが何を目指し、何処を向いているのかをお話ししたいと思います。

 先ず、論語における『勉強』と『学習』の定義の違いをご理解頂きたいと思います。
『勉強』=
『学習』の過程を踏まず、多くのことを見たり聞いたりし、これを覚えるだけで知識を得たフリをすること。

『学習』=
①学ぶ:好奇心により外部から知識を取り入れるも、その時点では咀嚼できないばかりかそれに振り回されている状況。

②習う:学んだことを機会あるごとに復習し、練習をして真に自分の知識とし身に付ける作業。
要約するとこのように定義されています。

  当然EXEが目指しているのは、場当たり的な『勉強』ではなく、本質を見極め、原理・原則を理解する為に反復練習をし、初見の問題でも持てる知識を総動員 して解決できる力(学力)を養成することです。私たちはこれを『知識を智叡に昇華する』と提唱し、『学習』のための具体的な方策として「整理・まとめノー ト」「間違い直しノート」の作成を指示しています。つまり、奇をてらったインスタントな(むやみに問題を解く等の物量対策)『勉強』ではなく、腰を据え た、将来に亘り役立つ『学習』スタイルの確立を目指しています。従ってEXE生の5つの約束などを通して、是は是、非は非として道理に合わないことには厳 しく接する、という姿勢で指導に当たってまいります。人は大人、子どもに関わらず『すべき事』には『すべき時期』があります。お子様にとって一時苦しいこ ともあると思います。しかし、繰り返しになりますが、私たちは今だけを見ている訳ではありません。お子様の将来を見据えたとき、必ず有益であると確信して おります。

 授業とは生徒さんだけ、或いは講師だけが一生懸命でも成立しません。お互いが同じ方向を向いて、日々成長する と言う共通認識のもと協力することで、初めて「良い授業」が成立します。こう言う事を通して「特別な時間」を過ごす「特別な場所」であるために本年も邁進 してまいります。そしてご縁があり、係わることができた生徒さん全員の第一志望合格と、学力向上を目指し、本年度もスタートします。

 相も変わらずのご指導とご支援、本年度も宜しくお願い申し上げます。
塾長 高杉 俊介