授業日記

2016/5/13★学習の現状 - 意外と知られていなこと ①

 EXEでは、4月の中旬から5月の中旬まで、在塾生の保護者様と面談をさせていただきました。
 まだ面談は終了していませんが、保護者様とお話をさせていただいた中で、現在の生徒さんの学習状況について意外と知られていないと感じた
ことがあります。
 
「定期テスト」
 昔は担当の先生がテスト範囲から自作なさっていましたが、今現在は宿題にもなっている「ワーク」の中の問題をそのまま出題します。ですか
ら、内容が分かっていなくてもワークの答えを覚えていれば取れてしまいます。簡単な話、ワークさえやっておけば点数は取れます。逆に言えば
、定期テストで点数が取れても「学力」がついたとは言い難いとも言えますね。ですから、定期テストの点数や順位が高校入試の目安になるとは
言えません。

「英語」
 一部の私立中学を除いて、授業中に英語の音読はほとんどしていません。文法用語もほとんど教えられていません。音読をしない語学の学習は
考えられないのですが、昔とは違ってほとんどされてないですね。ですから、なかなか学習内容が定着しないのが現状です。リスニング・長文・英作文の基礎力は音読の量に比例します。

「理科・社会」
 小学生の時には「調べ学習」が中心でしたので、特定の分野を深く調べることは得意です。しかし、歴史などに代表されるように大まかでも全体の流れを身につけている生徒さんは少ないです。ですから、時代の順序も曖昧な生徒さんがほとんどで、中学に入って細かい知識をバラバラに覚えている状態です。知識がないわけではないのですが、整理されていませんので、せっかく身につけた知識も活かせ切れません。大人は「覚えればいいんじゃないの?」と言いますが、今の生徒さんにとっては鬼門の教科のなのです。

To be continued… 
臥居猫